ドキュメント作成、文章表現のスキルアップのために
わかりやすい伝え方に必要なステップを一から学ぶことができる良書でした。
いくつもあるロジカル本の中でも個人的に一番わかりやすかったです。
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0. 誤解に気付く
- × 【誤解1】自分が書きたい事を書く→ 読み手が知りたい事を書く。
- × 【誤解2】起承転結で書く → まず結論。それから理由・詳細。
- × 【誤解3】とりあえず書き始める → まず考えを整理する。それから書く。
1. 読み手を理解する
読み手は、なんで忙しい中わざわざあなたの話を聞くか?
→ 読み手が「この人おれの知りたい事に答えてくれるかも!」と思うから。
→ 読み手の知りたいことに答えないと。
→ 読み手が「この人おれの知りたい事に答えてくれるかも!」と思うから。
→ 読み手の知りたいことに答えないと。
- 読み手って誰?
- 読み手の知りたい事って何?
- OPQ分析の大原則
- O(Objective)
読み手の望ましい状況 「読み手はどうしたい?」 - P(Problem)
読み手にとっての問題=Objectiveとのギャップ 「読み手の希望に対して実際はどう?」 - Q(Question)
OPで読み手が抱くであろう疑問 「読み手はそういう時どう思う?」 - A(Answer)
Qに対する読み手の結論(答え) 「読み手はこうするべきでは?」
+ - レール
文章のテーマ、ものさし
- O(Objective)
- OPQ分析のポイント
- 全て主語を「読み手」にして読んでみて変じゃない?
- レール(文章のテーマ)がずれていない?
- QOPQAのQへの回答Aは直接の回答になってる?
- OPQ分析の大原則
2. 考えをまとめる
以下を繰り返す
- WhySo なんでそうなるの?(結論(答え) → なんで? → 理由)
- SoWhat だから何なの?(理由 → だから何? → 結論(答え))
3. 考えを整理する
- 帰納法で考える(推論である結論(答え)が本当に正しいか?理由が裏付ける)
- まず結論(答え)を冒頭に置く。
- 次に理由。 WhySoチェック。 「なぜならば、例えば、具体的には」+「下部メッセージ」で不自然じゃない?
- 下部メッセージの「つなぎ言葉」は全て同じ種類か。
- 演繹法で考える(全ての前提(下部メッセージ)が正しければ、結論(答え)も絶対に正しい。)
- その前提は本当に間違いなく正しい?
- 縦と横の2次元を意識する
- 縦の関係=「論理の帰結」=上が結論、下が根拠/説明
- 横の関係=「ロジックの流れ」=同種類のメッセージ群
- ピラミッドの縦横を無視しない
- 同じメッセージの繰り返しに注意
- メッセージ作成のポイント
- 名刺表現、体言止めは禁止(メッセージでは無く単語になってしまう)
- 「あいまい言葉」は禁止(見直し、再構築、適切な、問題 等)
- 1つのメッセージは1つの文章。
- 構成を、結論とメッセージの構造がひと目でわかるようにする
- 列挙する事柄は5個まで。(マジックナンバー7±2の下限値)
- しりてが接続詞は禁止(〜し、〜であり、〜して、〜だが、〜せず)←前後関係がAndで論理関係が無い
- ピラミッド内で文章を書こうとしない(構成作成と文書作成は分ける)
4. 文章を書く
- メッセージ毎に段落を作る(メッセージは冒頭に)
- メッセージの塊をわかりやすく
- 文章同士をロジカル接続詞でつなげる
時間/対比/原因・結果/目的/条件
5. 具体的なアクション
- まず「だれが何を知りたい?」
- 次に「知りたい事の答えは~。なんでかっていうと~だから。」
- チェック「文章がロジカル接続詞でつながってる?」
- 最後に「自分が読み手だったとしてこれ読んで納得出来る?」
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